『空の青さを知る人よ』の映画感想 素敵な映画との出会い

どうもー映画館で映画見る事が大好き、ルカプチーノです。
公開してすぐに映画『空の青さを知る人よ』を見てきました。
2019年度の映画の中で、私の中ではTOPに食い込んでくる映画でした。
簡単なあらすじと感想などをお伝えしていきます。
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出典:空の青さを知る人よ 公式サイト

目次

①あらすじ
②感想・魅力
③この映画をおすすめしたい方
④主題歌

あらすじ

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出典:空の青さを知る人よ 公式サイト

秩父の町で暮らす相生あかね(姉)相生あおい(妹)、そしてあかねと同じ高校生の金室慎之介(あだ名:しんの)とその仲間達は近所のお堂でバンドの練習をして青春を過ごしていた。幼少時のあおいはしんの達のバンド練習を見て、しんののギターではなくベースに興味を持ち始める。
しかし、ある日、あかねとあおいに悲劇が起きた。両親を交通事故で失ってしまい、2人で生きていく迫られてしまう。その頃、当時高校3年生であったあかねは恋人のしんのと上京する事を考えていたが、妹のあかねの親代わりを務める為に断念する。それから、あかねは地元で就職して、妹の親代わりを務める。しんのはビックなミュージシャンになってあかねを迎いにいく事を目指します。

それから13年時が経ち、あおいは高校2年生。進路を決めていく大事な時期に受験勉強せずに、東京へ出てバンドでスターになることを夢見て日々、ベースの練習に明け暮れていた。また、あかねの為に色々な事を諦めてしまった自分から解放してあげたいという思いもあった。
ある日、あおいはバンド練習で使っていた近所のお堂に13年前のしんのと出会う。しんの(生霊?)はお堂からは出ることが出来なかった。
また、その頃に町では音楽祭が開催されることになった。音学際のゲストに大物歌手の新渡戸団結が出演することになった。バックミュージシャンには、なんと慎之介がいた。演歌のバックミュージシャンを務めていた。そして急遽そのバックミュージシャンのヘルプのベースとしてあおいが入ることになる。
しんの(生霊?)は、思い描いていたスターになれてないことと、あかねとくっつけていない13年後の自分の姿を知り情けなさを感じていた。しんの(生霊?)は自分の存在を知るあおいにあかねと今のしんのを一緒に出来るように頼み込む。それから、あおいはバンド練習、また状況報告の為にお堂に頻繁に行くようになり、しんの(生霊?)とよく会うようになる。しんの(高校生)とあおい、慎之介とあかねの少し不思議な恋の物語が始まってくる。
(映画『空の青さを知る人よ』の公式サイトより抜粋)

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感想・魅力(ネタバレ注意)

あかねと慎之介は13年ぶりに再開したがとても微妙な関係性になっていました。それを知ったしんの(生霊?)は、過去の自分の気持ちと向き合う事を忘れていた大人になった慎之介(自分)に対して、あおいを通して夢や理想に立ち向かう事の勇気を与えようとしていきます。また、お堂から出る事が出来ず、今の自分に直接気持ちを伝える事が出来ないしんのは凄く腹立っていました。また、慎之介は自分のしんのと会う最後の最後まで、昔の気持ちを思い出すことの勇気さえも出ずに中々昔の自分を取り戻せずにいました。
このシーンを見て、しんの(生霊?)「情けなくなっている将来の自分に対しての腹立たしいが、昔の自分の気持ちを思い出して頑張って欲しい。」という将来の自分を思う気持ちと慎之介(大人)「長い間頑張って続けても、中々思い通りに上手く行かない事だってある。諦めなきゃいけない時だってあるんだ。」という現実の社会の厳しさに心折られ前向きになれない気持ち、お互いの気持ちはよく理解出来ました。でも実際、慎之介のような気持ちの人をしんのの気持ちに持っていくのは中々難しい事だよなと思いました。社会に出ている人の方は慎之介と同じ体験をしている人が多いと思うので、慎之介の気持ちの方がもしかしたらよくわかるのではないかなと思っています。13年前の自分に現在の自分が再開するような奇跡が起こらなければ、慎之介は昔のしんのの気持ちを取り戻す事は難しいかったのではないかと思います。
私も昔はやれば出来ると思っていた事がいくつかありましたが、どこかで壁にぶつかってしまい「これは無理だわ」と思って置いてきてしまったものはあります。もし自分にも昔の自分に再開してしまうような奇跡が起きたらどんな展開になってしまうのかを考えさせられる映画でした。また、自分の中でのやり残していることをまた改めて挑戦してみようと思わせる映画でした。

また、あおいがしんのに恋心を抱き始めいい感じになっていきますが、しんのは過去の人であるため、別れがきてしまいます。
あり得ないのですが、私的に別れが来ないルートの物語を見たかったです。

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この映画をおすすめしたい方

・社会に出て色々と苦悩していて、今の自分を見つめ直して色々と挑戦したいことがあるが勇気が出ない方はぜひこの映画をオススメしたいです。
今の自分を見つめ直し、何かに挑戦しようという気持ちになる刺激が貰えるかもしれません。

・超平和バスターズの作品(「あの花の名前を僕達はまだ知らない(あの花)」「心が叫びたがってるんだ(ここさけ)」)を視聴済みでまだこの映画を見ていない方には、ぜひ見て欲しい作品です。この映画も超平和バスターズと呼ばれるクリエーター達が携わった作品になります。

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主題歌

劇中主題歌はシンガーソングライターのあいみょんさんの「空の青さを知る人よ」。曲名は、映画のタイトルと一緒です。主人公の気持ちが代弁されているような曲になります。映画の物語には凄くマッチしたような曲調です。とても聴きやすく凄く良い曲だったので、私は映画を鑑賞した後にすぐに購入しました。

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